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2013年06月12日

わらほんどでの日々

大学の春休みにWWOOF(http://www.wwoofjapan.com/main/index.php?lang=ja)させてもらった沖縄の自然食カフェ、わらほんど。
その日記が出てきたので綴りたいと思います。


・・・・・・・
すごく幸せな日々だった。
いつも二人か一人なのに毎日朝から晩まで三人の元気な子供たち、やさしいお母さん(ちょっとぬけてる)、かわいくておもしろいお父さん、素敵な心を持った若いウーファー三人と一緒の生活。
子供たちが寝静まった時には大人で鬼の話、宇宙、北朝鮮、出産、日本の話とか、ほんとうに何かをたくさん得られる話を午前2時くらいまでした。
朝6時頃には子供たちが起き出して、ガチャガチャキャーキャーやりはじめる。でもいつもは11時に寝てる生活を乱した日には起きれる訳もなく、7時になり子供たちが『おねーちゃんたちまだ寝てる~。誰がビリかな~。』なんて言っていても意地でも寝てた。


5人乗りの小さな車に8人乗って国際通りへ。
小一の男の子がアニメのおでんくんのことをひたすら話し、小4のお姉さんは男の子のことをうるさいとしかりながら、自分がひたすら話す。
2才の男の子は運転席のパパのところと助手席のママのところを行ったり来たり。
時に「ママーママーママー」とママを目の前にして叫ぶ。私たちが面白がって「はぁい」と返事。男の子は面白がってひたすら呼ぶ。
パパはパパで青森弁で私たち「ないちゃー」のためにひたすらガイド。
たまに「ほれ、あすこも行くべ。」と提案。
ママ「もう帰るよ、もう遅いよ。」。

こんなに楽しいドライブは今まであったろうか。

9人でやんばるに大きな車で行った時のこと。
お姉さんのゆみちゃんが作った黒ごまクッキーにまつわる話。
ゆみちゃんのクッキーは粉と水とゴマのみを使ったもの。砂糖も油も入れない素朴なもの。
これが半端なく固い。
それをおやつとして持っていた。
それのあまりの硬さにゆみちゃん怒る。
みんなが車の中で食べてカスを落とすとまた激怒。
「もう食べちゃだめ。捨てる。焼かなきゃよかった。しまって。もう見たくない。」と泣き叫ぶ。
でもみんなおいしいおいしいとバリバリポロポロ…もっと怒る。
すると弟が「小4なのにこんなクッキー作ってすごい!拍手!」と励まし、みんなつられて拍手。
そんな時はパパの好きな80年代音楽が流れる。「もう一度笑って もう一度キスして お願いだから かわいいあのこはルイジアナ♪」
パパ、窓を開けると「暑い」とゆみちゃんに怒られる。でも何度も開ける。
ガイド好きなお父さんは「あすこまで行くべ。」と美ら海水族館までの道中寄り道をしようとする。
ママ「行かないよ。早くみんな美ら海行きたいって。」
きらりん「パパー美ら海早く行きたいー。早くー。」
みんなで「パパ早くー。」
ふと静かになって音楽が聞こえて窓の外を見てるとき、ほんとうに幸せだなぁと感じた。
団体行動は本当に大変。「あれ?しゅんは?お母さんは?パパは?」
お母さんはだいたい後ろのほうで興味深そうに、水槽を覗いてた。
「子供みたい。」とウーファーのちかちゃんと話した。

お母さんはほんとうにすごい。お父さんは全然興味がないのに、大工さんと一緒に赤ちゃんのいるお腹で家を建て、子供2人を一人で産んだ。
パパは仰天したらしい。初めてみた胎盤と一人で産むと言い出したママに。
お父さんはウーファーの吉田さんに「奥さんが一人で産むって言ったら驚くべ。」と聞いていた。
出産は女性にとって一番の毒だし。だからまだ2、3人は産まないと。と40代のお母さんは言う。
パワフルだなぁ。

弁当を売りにウーファーのちかちゃん、吉田さん、なおさんで行った時のこと。
わらほんど店員のなおさん、ごやさんに全部売れ、と言われた、20の弁当を段ボールの上に並べて、駐車してる車の間で売る。玄米弁当…


……ここまでで文は終わってた。
どんな出来事があったんだろう。

わらほんどでの日々




Posted by プッタ at 10:56│Comments(0)
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