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2016年10月14日

沖縄東村高江 米軍北部訓練場ヘリパッド建設

沖縄東村高江 米軍北部訓練場ヘリパッド建設
あなたたちがそこにただ立つことで、森になかったものが運ばれてゆき、その砂利は何年もかけて大きくなった木々を切り倒した場所に乗せられていく。

そこは小川がせせらぎ、苔が輝き、虫たちや亀や鳥たちが命を育んでいただろう。

砂利をひかれ息ができなくなった土や草や生き物たちは息絶え、こじ開けられた森は風の流れが変わり枯れていく。

木が切られ、浮いて行き場を失った土たちは雨で流され海へ運ばれて、海を赤く染めていく。珊瑚を窒息させる。

そこは米軍の戦闘のための訓練場所となる。
米軍は喉から手がでるほど欲しかった訓練場所をもう使えなくなったヘリパッドを返すかわりに日本が造ってくれ、手に入れられる。

そして今以上に高江の人々の沖縄の人々の頭上を欠陥だらけの機体が悠々と飛ぶことになる。
巨大な米軍車両が小さな道をさらに走るだろう。
夜の爆音に今以上にこどもたちは寝つくことができなくなり、村を出るかもしれない。
土と川と森と共に暮らしていた美しい東村の人々の暮らしは徐々に変わるかもしれない。
この美しい村は徐々に変わるだろう。

そしてそこで訓練を受けたまだ幼い兵士たちは、わけもわからずかつては人々が普通に暮らしていた『戦地』と呼ばれる場所に送られ、誰が敵か味方かもわからずに人々を、子供たちをも殺めてしまう。

発端はここだ。その足元だ。あなたがただ立っていた、あなたがただ仕事をした。
暮らしの中で関係ないとただ見なかったことにした。
ただそれだけが悲しい記憶を造っていく。
そしてそれはすぐにあなたの足元に帰ってくる。繋がっていく。
それはずっと続く。

それはここに立っている私も同じ。
どこに立っていようといつもいつだって問われている。

あなた、私、一人一人が生きている。
「私の人生だから…。」では終わらないのが終われないのがこの世界では?



Posted by プッタ at 16:05│Comments(0)
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