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2014年02月05日

ある精肉店のはなし

観れた!

美しい。が一番感じたことです。
人間が行う作業、無駄のない道具、使い倒された考えられた屠場の設備。

命をいただくということ。
向き合いながらいただくということ。

もしかしたら自分の身も危ない命をかけた仕事。
命と命で向き合う。

人間の本質、本来の営みをみせてもらったような。

今は死がまるでないような、遠ざけられた暮らし。
人は生があって死がある。
死と隣り合わせであるから生きていける。
本来の姿でいられる。

この映画を観た前の日、玄牝という映画を観た。
愛知県の自然出産の助産院で有名な吉村医院のお話。
そこに撮されていたのも、ああ、人間だ、綺麗だという姿。
女性は出産の時に人間の本質に還れるのかもと思った。
そこにも生はもちろん、死も見える。
そこの場で会った女性が助産師さんで、仕事をやめようかと思ってると話してくれた。
自分のやる一つのことで、お母さんがもしくは赤ちゃんが死ぬかもしれない、という恐れとか。


それはやっぱり今の大体が、お産を人任せにする仕組みだから、関わる人がそうなっちゃうんじゃないかな。
ある精肉店の話でも屠蓄という仕事が差別視されてきた歴史が触れられる。

本当はだれもが生を持ってれば死も持ってる。
だからしっかり生きる。
でもそれを人任せにした時から苦しむ人が現れたり、生きてる価値がわからなくなったり、世界がおかしくなる。
しっかり生きたい!


鶏は絞められるようになりたい!
ある精肉店のはなし



Posted by プッタ at 22:45│Comments(0)
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